SSブログ
CDレビュー ブログトップ

『The Return of Sherlock Holmes: 1』 [CDレビュー]

The Return of Sherlock Holmes: 1 リアルタイムの記事です。ピーター・カッシングによる「新発売」のシャーロック・ホームズ朗読CD『The Return of Sherlock Holmes: 1 』、Amazonでは2/7発売と告知されてたのですが、予定五日ほど早く、今日届きました。とりあえず速報の感想を!

ジャケットにはハマー・プロダクション制作の『バスカヴィル家の犬』でのホームズ姿のカッシング。おなじみのディアストーカーをかぶり、ビッグ・ベンをバックに合成されてます。ステキです♪(読まれているエピソードの姿ではないのは残念ですが、ないものねだりですモンね(^ ^;))

裏側の説明を読んでみますと、1971年に録音されたもののデジタル・リマスターで、なんと商業的に発売されるのは初めてだそうです。となると、ラジオ用かなんかの録音だったのでしょうか。(中のスリーブをまだ読んでないので、そっちにかかれているかもしれませんが)正真正銘の「新商品」ですね!前に自伝の朗読CDを出したのと同じレーベルのようで、そちらの広告もちらりと。そういえばジャケットデザインのセンスがなんとなく似てるなー、と思ってました♪

CDは4枚組。短編集『シャーロック・ホームズの帰還』の最初の四つの話…『空き家の冒険』『ノーウッドの建築士』『踊る人形』『美しき自転車乗り』…が、一枚に一話ずつ収録されています。
我慢できず、最初の『空家の冒険』を聴いてみました。三年間死んだと思われていたシャーロック・ホームズがロンドンに帰り、ワトスンと再び共同生活を始めるまでの話です。
(自分はホームズファンなのですが、個人的にはこの話が日本語で読んだ初めてのホームズで、これで転んだようなものなので、記念すべきエピソードでありマス。…ホームズとの初対面は英語の授業で読まされた『赤毛連盟』だったので、その時は残念ながら魅力を感じる余裕はありませんでした…(^^;))

…まず感じたのは、奇妙にも「え、これピーター・カッシングの声?」ということでした。なんかいつもより低く聴こえて。…で、聴いていくうちに合点がいきました。これはワトスンを演じている声なんですね。シャーロック・ホームズの物語は、ホームズの親友ワトスンが一人称で語る形式なのです。そのため、地の文はすべて「ワトスンの声」で読まれているのでした。ホームズの台詞になったら、いつもどおりのピーター・カッシング…というか、ホームズを演じるピーター・カッシングのトーンでした。なるほどなー…♪

英語の聞き取りなど無理なので、kindleに入れていた無料テキストで原文を追いつつ聴きました。省略はなく、本文すべてが読まれていました。当然ですがキャラが変わると声色が変わって…ホームズは最初変装をしているので、そこでも面白い声を出すのですが…一人芝居というか、表情豊かに読まれていて引き込まれます。台詞の部分だけでなく、地の文もワトスンの一人称なのが、すごく活きてます!ああ、耳で聴いただけで意味が全部つかめたらなあ!

じつは先日から、ハマー版とBBC版のカッシングのホームズをちょくちょく見返しているので、ホームズのときの声は「耳慣れた」感じ、ワトスンの声は、「カッシングがワトスンを演じるとこんな感じなのかー♪」という感じで…しかも、私見ではルックス最盛期(笑)の1971年の声。いろんな意味で萌えまくりです。(笑)こんな音源が聴けるなんて、シアワセ…他のも早く聴かなくちゃです♪しかもこれ、「Volume 1」…ということは、もしかしてこの短編集すべての朗読音源がこれから発売されるのでしょうか。嬉しすぎてめまいがします…。(笑)


nice!(0) 
共通テーマ:映画
CDレビュー ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。