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ウィスタブルの旧お住まい荒廃のニュースとその後 [その他]

見かけてから一か月くらい経ってしまったんですが、久しぶりにカッシング丈のリアルタイムのニュースを拾ったので記録します。ウィスタブルにある旧お住まいが手入れをされず荒廃している、という話題とその続報です。家屋や生前の写真も載っていますので、ぜひ元記事をご覧ください。



(スターウォーズ、ハマーホラーで知られる俳優ピーター・カッシングのウィスタブルの旧住居、修繕されず荒廃)



(スターウォーズで知られるピーター・カッシングのウィスタブルの旧住居、外観への懸念を受け手入れの見通し)


最初の記事でいささか批判的に触れられていた現在のオーナーさん(常駐はしていないらしい)に取材したようです。20年来この家を所有しているというオーナーさんは、まとめるとこんなことをおっしゃっています。


「塗装や草木の手入れが必要なだけで、荒廃しているわけでも放置しているわけでもありません。自分自身病気なので手をかけられないのです。すでに手入れの手配は済んでいて、来月早々には始まり、3週間ほどかかるかもしれません。大きな修繕ではありませんが状態は変わるでしょう。地域にとってこの家が大切であることを理解しています。自分は今も時々ここに住んでいます。でもこの家を買ったのはピーター・カッシングが住んでいたからではなく、この家を気に入ったから。とても美しい、特別なところです」


…とのこと。先月の記事ですから、もう手が付けられているのかもしれません。


カッシング丈がウィスタブルに引っ越したのは、奥様のヘレンさんが病弱だったためだそうで、療養に向いた土地なんですね。現在のオーナーさんも別荘として使っているために普段はいないのかもしれませんね。


ファンは今でもたくさん訪れるそうで、カッシング丈を記念して家に貼られている青い記念盤が、伸びすぎた植物に隠れて見えないと悲しんでいるそうです。また、地元のミュージアムの理事さんは、「展示物を見直す予定で、倉庫にたくさんある衣装などをもっと展示したいと思っている」と述べているそうです。ほんとにたくさんの方が訪れているんですね。人気は現役☆


…でも、個人的には「荒廃」に思ったほどショックを感じなかったのが自分でも意外でした。カッコつけて言えば「ピーター・カッシングは作品の中に生きている」と感じているのかもしれません。つい先週も、イベント後の休養日に『フランンシュタイン 死美人の復讐』を再見して惚れ直したばかり。強い感情のつながりは作品を通したものです。


むしろ、観光資源として過度に消費されるのを見たらつらいかもしれない……もちろん実際にウィスタブルに行けたとしたら、必ず家も見に行きたいですし、万一「カッシングまんじゅう」レベルのものしかなかったとしても喜んで求めそうですが……(想像にしてもあんまりだぞ自分☆(^^;)) ……でも、もしも選ぶなら、家を見に行くより未見作品を見たいかな……もしこれが「作品のフィルムが杜撰な管理で台無しに」みたいな話題だったら、もっと胸を締め付けられていたかもしれません。


でも、「古風な礼儀正しさとユーモアセンスで人気があった地元の有名人」だというカッシング丈……。自伝や関係者のインタビューなど、いろいろなところからお人柄がしのばれます。お子さんのいない方ですから、亡くなったあとも地元で愛されているのを見るのはとても心が温まりますね。最初は残念な部分が強調されたニュースだったように思いますが、結果的にはピーター・カッシングの衰えぬ人気を語るものになったんじゃないでしょうか。うーん、やっぱりいつか行ってみたいなあ……。




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