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追悼・クリストファー・リー(+ラジオ番組音源リンク) [その他]

クリストファー・リー御大が旅立たれましたね……93歳。つい昨年まで出演作が公開になっていて、ほんとに充実した素晴らしい人生。生きた伝説の大往生。…でも「生きていて当然」みたいな感じがどこかにあって、テレビのニュースで聞いたときはショックでした。悲しいというより、驚きのほうが勝っている感じで。月並みですが、ご冥福をお祈りいたします。残してくださった作品のあまりの多さに圧倒されます……まだまだ未見の作品がたくさんあります。

さて、ご紹介するラジオ音源は、先日見つけてもともと今週末にご紹介するつもりだったものです。BBCラジオのDesert Island Discs(無人島ディスク)という番組で、ゲストのお気に入りの曲を紹介しながらいろんな話を聞く、ラジオ版徹子の部屋みたいな感じです。ゲストはCastaway(漂流者)と呼ばれるので、「無人島に持っていくならどの曲?」というしゃれた趣向なのだと思います。(以前ここでも何度かご紹介しているマーク・ゲイティスさんが出演したことがあり、そのとき初めてこの番組を聞きました。今回アーカイブがすごく昔まであるのを知って驚いています。ここまで長寿番組だったとは……)

こちらが1995年に放送されたクリストファー・リーの回。再生できるほか、MP3ファイルがダウンロードできます。贅沢な英語の教材にもどうぞ。
今聞きながら書いてるんですが(聞き取れないところも多いですが(^^;))美声に聞き惚れます……ピーター・カッシングの話もちらりと出ていますね。お好きな曲はもう、オペラですね~。門外漢なのでよくわからないですが、リー御大には似合いますね…。 
 
ちなみに、2013年に出されたCDでも、ヘビメタバンドを従えながらオペラのような朗々とした歌声を披露しておられて……こちらでサンプルを聞くことができます。す、すごいなー…!
 

…じつは最初はカッシング丈の音源を捜していて、1959年に出演した際のこの番組のページを見つけたのですが、残念ながら音源は公開になっていませんでした。でも同じ59年のヒッチコックなどは公開になってるので、いつかは対応するかも……希望をつないで記録しておきたいんですが、ちょっと添付したいものが多いので、別の記事にしようと思います。
 
番組のホームページからゲストの検索もできるので、イギリス人で好きな俳優さんや著名人がいらしたら、検索してみるとかなりの確率で出ていると思います。

*       *       *

今日はカッシング丈との共演を度外視して、好きなリー作品について少しだけ。…ハマー作品の代表作であるドラキュラ(そしてフランケンシュタイン)は、「ピーター・カッシングの共演作品」として見ていたので、クリストファー・リーご本人に対して魅力を感じたのは、むしろ『スターウォーズ』ドゥークー伯爵『ロード・オブ・ザ・リング』サルマンなど、老齢に入ってからの作品かもしれません。「美老人」などと言うとおちゃらけて聞こえるかもしれませんが(^^;)、リー御大については「かっこいい」のほうですね。カッシング丈は「美しい」と思うほうが多いんですけど…リー御大は高齢になっても力強く男性的な魅力を感じました。白い長髪のサルマンはまた違って、神がかった恐ろしさと表裏一体の美しさがあって、別の次元という感じですが…。
 
古めの作品では悪魔の花嫁が好きです。髭がすごく似合っていて、内容よりこの姿を見たいがためにソフトを買いました。(^^;)好きな役は全部髭をつけていますね……似合う方だと思います。トレイラーがあったので貼らせていただきます。
 
 
今夜はいろいろ引っ張り出して、追悼というより、改めてグレートなキャリアに敬意を表して過ごしたいと思います。


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