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祝!生誕108周年②:『デビルナイト』シリーズ化を妄想する [その他]

さて、二つ目はクリストファー・リーとの共演作『デビルナイト』と原作シリーズのお話です。映画はリー御大のシャルルマーニュ・プロダクション制作作品で、いろいろ萌えどころの多い作品なんですが、なんといってもこの作品のカッシング丈は美しい! ということで大好きな映画の1つです。(身も蓋もありません(^^;))


DVDも見返しまして、萌え返した勢いで久しぶりに描きました。ほんとはリー御大とのツーショットのレイアウトだったんですけど……今日中にお二人を描くのは自分には無理なので、とりあえずソロで。



縮小カッシングキリトリ.jpg
スケッチに毛が生えただけの漫画絵でスミマセン。
(いやされはいつものこと(^^;))
ともあれハッピーバースデー[黒ハート]





『デビルナイト』と原作シリーズ

スコットランドの孤児院の管財人たちが立て続けに不審な死を遂げ、カッシング&リーお二人が協力して事件に挑む、という珍しい作品。その意味でも大好きな共演作の1つがなんですが、原作は"Nothing but the Night"という小説です。原作はジョン・ブラックバーンという方で、当時「モダンホラーの第一人者」と言われていた作家さんだそうです。あいにく邦訳がないので、数年前に原書をkindle版で手に入れてちびちび読んでいましたが、なかなかはかどらないままになっていました……。


この小説、じつは同じキャラクターが主人公になってるシリーズの一作で、シリーズの他の作品は過去に邦訳されたことがあります。で、(現在古書しかありませんが)今回三冊ほど入手してみました[黒ハート] いずれも創元推理文庫です。







名称未設定 1.jpg

『デビルナイト』DVDと原作kndle版、他のシリーズ小説の古書で記念撮影♪


原作と邦訳では刊行の順番が違うそうで、この三冊の中では『薔薇の環』が一番早い作品になります。これは以前図書館で借りて読んだので(中身は忘れてますが…(笑))、今は『リマから来た男』を読んでいます。


原作と映画で違うのがまず名前。両方イギリス人なのは同じですが、カッシング丈が演じた病理学者「マーク・アシュレー卿」は原作ではノーベル賞受賞歴のある細菌学者「マーカス(マーク・)レヴィン卿」。リー御大が演じた退役している「ビンガム閣下」は、原作では「チャールズ・カーク将軍」で現役なようです。全体に少し年齢が若いかな? 脚色で俳優さんに合わせたんでしょうね。


原作の「マーク」は、『薔薇の環』ではフェラーリをぶっ飛ばして歌を歌いながら登場します。(笑)『リマから来た男』でも運転しながら歌っているので、そういう癖のある人なんだと思います。


ちなみに『リマ』で歌っていたのは、歌詞から推測するにシェイクスピアの『十二夜』の挿入歌――道化が歌う『おいらがちっちゃなガキの頃』("When that I was and a little tiny boy"。邦訳は河合祥一郎さん訳の角川文庫版から拝借)――だと思います。たまたまトレバー・ナン監督の映画版『十二夜』が好きで何度も見たので、歌詞を覚えていました。(美青年期のスティーブン・マッキントッシュ目当てで見たミーハーです(笑)。主人公の双子の兄を演じています)この作品ではベン・キングズレーが道化役で、エンディングでこの歌をフルコーラス歌っています。道化ながらカッコよくて歌いっぷりもすっごく印象的なので、未見の方にはぜひぜひおすすめします♪ おまけで「カッシング丈演じるマークが運転しながら同じ歌を歌っているのを妄想する」……と手間のかかるお楽しみがゲットできます。(笑)


さて、『デビルナイトと原作シリーズの違いに話を戻しますと……その他で違うのは、「マーク」にタニアという妻がいること。なんと元ソ連の諜報員です!(時代ですね。冷戦設定大好き♪)『薔薇の環』でマークと出会い、結婚しました。


肝心の"Nothing but the Night"を読了していないので詳細な比較ができませんが、シリーズ自体、60-70年代の本にマイブームしている身には面白く、カッシング丈のおかげでいいものに出会えたなーと思います。シリーズはいつも「マーク」と「カーク」二人が一緒に出てくるわけではなく、すべては確認していませんが、少なくとも『薔薇の環』より前に書かれた"Broken Boy"はカーク将軍単独で出ているようです。今回入手した邦訳三冊はすべて「共演」しています。


…以前からこの古書には興味があったんですけど、なかなか思い切りが付かず「いつか古書店で偶然みつけたら買おう」みたいな気持ちでした。でもおうち時間が増えたことや、自分も永遠に生きてるわけじゃないよね~と実感したこと(べつに切羽詰まった問題はありませんが、コロナ禍を見てるとそんなふうに自然に思います)などから、「そう高いものでなければ入手して読んでしまおう!」と思ったわけです。ある意味コロナ禍に背中を押された形ですね。でもまあ、良い機会になりました。お二人の共演で脳内上映しながら楽しもうと思います♪


余談ですが、『小人たちがこわいので』って川原泉さんの漫画のタイトルじゃなかったっけ……と検索して見たら、『小人たちが騒ぐので』でした。(笑)これは読んだことないんですけど、エッセイ漫画だったんですね。もしかしたら『こわいので』を踏まえたタイトルなのかしら、なんて思いました。昔人気があった漫画家さんで友達が作品を読んでいたり、借それをりて読んだりした覚えもあるので、なんとなくタイムスリップしたひとときでした。
*       *       *

じつは他に、お誕生日までには間に合わないのですが、ドクター・フー映画の一本目『Doctor Who and Darek』を注文しました。これは日本語盤が出ていません。(涙)なぜか二本目は『地球侵略戦争2150』として日本語盤が出ていて、これのドクター姿が大好きなので……。一本目も日本語字幕で出してくれないかなーとずっと思っていたのですが、なかなか出ないですね。無理かなあ……。ともあれ、待望のドクターの到着が楽しみです[黒ハート]


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祝!生誕108周年①:『鋼鉄都市』断片映像 [その他]

今年もやってきました、ピーター・カッシング丈108回目のお誕生日! おめでとうございます!


今回は少し前から自然にぶり返しが来てまして(108ということで煩悩が刺激されたのか…(笑))関係作品など物色しておりました。なので、二つに分けてアップしようと思います。まずは最近Youtubeで見つけた幻の映像から。




『鋼鉄都市』断片映像リストア版


『鋼鉄都市』(The Caves of Steel)はアイザック・アシモフのSF小説で、1964年に放映されたテレビドラマ化作品にカッシング丈は出演したそうです。

IMDBの掲載ページはこちらです。




残念ながら残っている映像は断片的らしいのですが、こちらのアカウントさんが以前映像をアップしていて、その後リストアして音楽をつけたものにアップデートされました。カッシング丈の姿が見られるのはほんの少しですが、ちょっぴり台詞も聞けます。「こんな感じだったのねー」と楽しませていだたきました♪






放映当時のRadio Timesのレビューを掲載してくださっているページがありました。

貴重なのでこちらもリンクさせていただきますね。





『鋼鉄都市』に出演していた、と知った時はダニール役を想像したんですけど、ベイリーなんですよね……ちょっと残念(?)(笑)。原作は昔図書館で借りて読んだきりで、ほとんど覚えていません。この機会に読み直してみようかな~…と、早川文庫をポチりました。



鋼鉄都市.jpg


で、ゲットした文庫ですが……図書館で借りたのとサイズや表紙が違う? 新訳版の『一九八四年』とかこのサイズですよね。じゃあ新訳? …でも福島正実さん訳と書いてあるので昔の訳ですね。文字が大きくて読みやすいです。ビデオのカッシング丈を想像しながら楽しもうと思います♪


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祝・生誕107周年/「おうちで楽しむカッシング丈」に和む [その他]

またまたやってきましたお誕生日。年に一度の更新でございます。おめでとうございます!

先日「お誕生日合わせで何かないかな」とアマゾンを検索してみたんですけど、特に目新しいソフトのリリースもなく、ちょっと地味なお誕生日を迎えました。

ただお花だけは買ってきて、部屋に飾っている写真と一緒に記念撮影しました。
Happy Birthday カッシング丈[黒ハート]


P_20200526_143131_1.jpg



BBCで検索してみたら、以前ご紹介したものですけど、ラジオでマーク・ゲイティスさんが出演したカッシング丈がテーマの番組が聞けるようになっていました。
BBC Radio 4 - Great Lives: Peter Cushing

コロナ禍の影響で暇になるかと思いきやなんだか慌ただしい毎日なんですけれど、上記の番組にインサートされてるカッシング丈の声(ヴァン・ヘルシング)を聞いたらちょっと落ち着きました。久しぶりに『ドラキュラ』でも掘り出して見ようかなーと思います。(^^)

…写真だけではなんなので、他力本願ですがYoutubeから、カッシング丈が趣味の兵隊フィギュアで遊んでいる映像を貼らせていただきます。別のサイトでもご紹介しているものですが、とても好きなので(笑)。いかにも昔の『スタアの休日』という感じの演出ですね。


コロナの非常事態宣言はひとまず解除されましたが、しばらくは「Stay Alert」が続きそうな時節柄、「おうちで楽しむカッシング丈」を見るのもオツなものです。和みながらお祝いいたしましょう[黒ハート]

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祝!カッシング丈生誕106年 [その他]

というわけで、ほんとに年に一度の更新になっちゃってますが、令和に入って最初の(←関係ない(笑))ピーター・カッシング丈ご生誕記念日です。おめでとうございます!


今年は私事で慌ただしくしていたのもあり、新しいネタがないのですが、ふとAmazonを見てみたら『妖女ゴーゴン』廉価版が予約受付中、とのことで予約してきました。発売は6/3とのこと。惜しい!一週間ほどズレてくれれば間に合ったかもなのに…!それはともかく、クリストファー・リーとの共演で未見作品なのでとても楽しみです[黒ハート]




で、今日は手持ちのソフトでお祝いすることにしました。今朝パッと思い浮かんだコレ、『地底王国』です。


地底王国DVD.jpg


アブナー・ペリー.jpg

写真はPeter Cushing: The Gentle Man of Horror and His 91 Filmsより。
ちょっとピンボケですみません。


以前感想を書いたのがこちらにございます。『地底王国』(1976)

「愉快ななんたら博士」の路線、すごく可愛いくて大好きなんです。(笑)この路線では自分のなかで『地球侵略戦争2150』のドクターと双璧。(というか、他のこういうのを見たことがない!)



というわけで、のんびりアブナー博士を楽しみます。皆さまもどうぞ良い記念日を。ゴーゴンが到着して鑑賞できたら、また感想を書きたいと思います。



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カッシング丈生誕105年【その2】発行物アレコレのお知らせ [アナウンス]

拙サークルで出している電子と紙の本のお知らせです。(どうせならお誕生日に間に合わせたいと一連の作業をしてきたので、今日2つ目の投稿をさせていただきます☆)


電子書籍(BOOK☆WALKER配信開始)

生誕百周年のときにkindle化した『脳人形の館』が、BOOK☆WALKERでもお読みいただけるようになりました。

このストアは恒常的に無料の本も置けるので、無料お試し版も置いてみました。よかったらぜひご覧ください。カッシング丈とリー御大の共演妄想であて書きした耽美系マイルドホラー小説と、カッシング&リー共演作品リストを収録しています。


脳人形の館
【BOOK☆WALKER】

pixiv用統合英字コピー脳人形表紙.jpg  ウェブ用無料お試し版脳人形表紙.jpg


kindle版も引き続き配信中です。




紙同人誌通販(BOOTH)

また、以前出したフランケンシュタイン&ドラキュラのパロディ小説同人誌が、BOOTH(同人誌のオンラインフリマみたいなサイト)から通販できるようになりました。個人情報のやりとりが必要ない「あんしんBOOTHパック」というのでお送りしています。


小説はたまたま脱稿した直後にリー御大の訃報があり、ちょっと自分のなかで思い出深いものになっています。…といっても作品はコメディでして(^^;)、「クリストファー・リー」はドラキュラが世を忍ぶ仮の姿で、ヴィクター・フランケンシュタインを伴侶としてウィスタブルで同居している(笑)というものです。吸血鬼とフランケンのベタなパロディはやったことがなかったな……と思って書いてみました。(でも発想の元は、じつはカッシングの生前のお言葉だったりします)小説に取り込んだお二人のトリビア解説なども収録しています。


ほそぼそと出している自宅製本の薄い冊子ですが、ご興味を持っていただけましたらぜひ覗いてやってください。


My Dearest Undead
(BOOTH)
ウェブ用表紙オレンジ.jpg

評論系でない二次同人誌のイベント以外での出品は、個人的には正直ちょっとまだ抵抗があります。ですがオンラインの同人誌イベントなど参加させていただき、状況が変わってきているのを目の当たりにして、少しずつ考えが変わってきました。様子を見ながらやっていこうと思います。リアルのイベントに出展するのがだんだん体力的につらくなってきたので(^^;)、こういう道があるのは嬉しいことではあります。


脳人形のほうの紙版もBOOTHに出そうかな、とも思うのですが、こちらは電子版もあるので、少し考えてから決めようと思います。もし出すことになりましたらまたお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。




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カッシング丈生誕105年【その1】『狂ったメス』/60年代のマクベス…になり得たかも? [DVDレビュー]

またまたやってまいりました、5/26、カッシング丈のお誕生日! おめでとうございます! 今日は感想とお知らせと両方書きたいのですが、ひとつの記事にするには長いので2つに分けます。

まずはこの一年に新たにリリースされたDVDの一つ、『狂ったメス』の感想です。婚約者である美人モデルのリン(スー・ロイド)の顔に、意図せずやけどを負わせてしまった外科医ジョン(カッシング)が、新奇な治療法のために葛藤しながら殺人に手を染めるという物語。原題は"Corruption"。堕落、(権力の)腐敗、「倫理的に転落すること」を指す言葉ですね。まさにそういう内容でした。「葛藤しながら道を踏み外す科学者」路線は十八番。似合います[黒ハート] 1967年の現代ものなので、時代風俗も独特です。


狂ったメス.jpg

ジャケット写真は昔のポスターらしいので貴重なのでしょうが、ファンとしてはちょっと残念……カッシング丈こんだけ?(顔もわからない!)写真のメインが主演の二人ではなく、ほんのちょっとしか出ない、台詞も役名もない女優さんというのが……しかも「この路線」を期待させるとしたら、逆にサービス不足かもと思うのですが……でも当時は充分過激だったのかもしれませんね。

音楽はジャズで好きなタイプです♪ 担当してるビル・マクガフィーはカッシング丈の劇場版ドクター・フー『地球侵略戦争2150』でも見た名前ですね。

さて、なぜマクベスに例えるかというと……もちろん夫の存在感を喰う勢いのマクベス夫人(まだ婚約者だけど)がいるからです。彼女は後半、しぶるジョンを責めて蛮行に追いやります。

顔にやけどを負ったモデル……というと外見にだけ価値を認める薄っぺらい感じがしかねませんが、彼女はその外見で仕事をしているわけで。歌手が声を失いそうになったら、画家が視力を失いそうになったら……と考えてみると、彼女の『必死さ」がもっと受け入れやすくなります。声や視力と同様、ただでさえ辛い障害になりますが、彼女はそれ以上のものを感じているはず。ただ、映画は安っぽい画面がわざわいして、そこまで想像させることには失敗しているかも。まあ「もともとそこが狙いではない」と言ってしまえばそれまでですが、構造としてはシェイクスピア的な悲劇といってもいいのでは。(後述するラストの付け足し部分を除いて、ですが)惜しい。つくづく惜しい! クライマックスの」「悲劇」を起こすあるものの描写が、映画のなかで一番チャチいので(^^;)、そこがやりきれません! あそこの画面に説得力があったらかなり印象変わったはず!

…リンから結婚すると聞いたカメラマンがそれを惜しみ、彼女に「キャリアはどうするんだ」と聞くシーンがあります。彼女は「美貌は衰えるけど結婚は永遠だわ」と言うんですが、彼女は結婚してすぐに仕事をやめる気はないです。のちに(顔の傷が回復して)復帰しようとしたときにこのカメラマンから拒否されると、無謀なことにカメラを買ってきてジョン=カッシングに撮れといいます。誰が撮ったって同じ、価値は自分にあるのだ、という自負です。

そして顔の手術をこれ以上したくない(これ以上人を殺したくない)と言ったジョンが、(その代わりに)「今すぐ結婚しよう」と言うと、「同情なんてまっぴら」と突っぱねる。ここで「おっ」と思いました。顔が命の美人モデルと婚約したジョンが、美貌が損なわれても変わらず愛してるから結婚しよう、というのは立派な態度ですが、彼女にとってはちっともありがたくない。心情がリアルです。たぶん彼女はモデルとして充分に自活していたし、結婚してもいざとなれば自活できるという対等な立場にいたはずです。ところが美貌を失って仕事ができなくなり、それを結婚して養ってあげるから、と言われるのはかなりの屈辱でしょう。しかもその原因を作った本人からの申し出です。ここらへんがうまいところで、ジョンが非道な行為に手を染めるのも、彼女が愛しいというのはもちろん(メロメロ度の表現なのか、カッシング作品では出色のキスシーンの多さ)、たぶん罪悪感が大きいのですね。

「あなたを愛してるけど、この顔の傷で思い出してしまう」というリンの台詞がありますが、それを責めているわけです。その後のきついやりとりと堂々とした感じが似合う女優さんです。スー・ロイド。実際モデルをしていた方だそうですが、ヒステリックさの基盤に堂々とした自信があるのが見える。ニンに合うのか演技がうまいのか、とても合っています。浮いてません。だんだん常軌を逸していくところをもっと丁寧に描く脚本であれば、かなりいいキャラクターになったのでは。1カットのなかで突然変わるからコミカルに見えちゃうんですよね。あと、フィックス画面に数人キャラクターをいれてやりとりさせて、編集を節約している(?)ようなところも安っぽい。全体に被写体との距離が取れてなくて、セット狭いんだろうなー、という感じです。(笑)
でもこの安っぽさは役者さんのせいではないので、映画にとって彼女の存在感は貢献大だと思います。今回のリンはあまり深みはないキャラクターですが、著名外科医のジョンと結婚するのは「肩書ではなく人格が理由」と言ってますし、先ほどの自立心もあり、女性目線で「許せる」キャラクターです。

カッシング丈はいつも通り、安定の「ピーター・カッシング」ですが、この映画ではどこまでも「まともな紳士」なのが物足りないかもしれない。(笑)「本音を言えば、自分が開発した治療法を倫理を踏みにじっても試したい」という要素があってほしかった、と思うのはそのためかもしれません。そのへんはスー・ロイドに譲った感じでしょうか。マッドさで彼女のほうが上回って見えるように。バランスをとる上ではそれがいいのでしょうね。受ける演技をしている感じです。計算されているのかも。
でもそれが、ポスターなんかで作ろうとしているイメージと違うので見た時に違和感が出ますね。日本版よりもっと露骨な海外盤のジャケットはこんな感じ。歌舞伎っぽいですね! ああ、まんま『女殺油地獄』だ!(笑)


でもカッシング丈がこんな見得切ったり、こんな露出度で女優さんが映ったりする絵ヅラは映画にはないです。(笑)これを期待した人には詐欺でしょう。自分には幸いでしたけど……並べると日本版のジャケットはまだマシなのかもしれませんね。(笑)
そしてラストに……ちょっとしたトリッキーな編集がされているのですが、素直に受け取るとまさかの(以下白文字を入れます。ネタバレOKな方はドラッグして反転させてください)夢落ち……? 疲れて怖い夢見ちゃっただけ?(笑) …そしてカッシング丈のアップの静止画像で終わるのが、彼の妄想の異常さと不吉な未来を暗示しているのか……? …とも思えるのですが、とってつけた感じでどうもうまくつながらないです。「えー、それはないよ」という感じしかしなくて。かといって、これがなければいいかというと、それもまあ、小粒になってしまいますね。変化球な後味を残そうというのは敢闘賞でしょうか。


総じて「惜しい」ところを多く感じた作品でしたが、埋もれていたカッシング作品が新たにリリースされるのは嬉しいことですね。できれば販売オンリーではなく、レンタル版を出して、販売版には特典つけてほしかったです……!(チャプター画面や予告編すらついてない!(涙))



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104回目のお誕生日/ターキン萌え語り [その他]

またこの日がやってまいりました。ピーター・カッシング104回目のお誕生日、おめでとうございます!

ほんとはターキンが描きたかったんですけど、間に合わなかったので代わりに花を活けて、部屋に飾っている好きな写真で記念撮影しました。下手な写真ですがお祝いということで。(写真は以前ネットで見つけた画像をインクジェットでプリントしたんですが、途中で一部のインクがなくなり、微妙に赤っぽい色です。かえってニュアンスがあるのでこのまま飾っています(笑))



切り取り修正済み.jpg

ピーター・カッシングに惚れたきっかけは『スターウォーズ』でした。第一印象は「なんてきれいなおじいさん」。(笑) あの「造形」ってパーフェクトですよホントに! そしてその「きれいなおじいさん」が、自分より大きくて強そうなダースベイダーを顎で使っているというのがまた……この二人の絵ヅラって、なんというか義経と弁慶みたいな萌えがありますよね?(笑)

それとあの、アップの横顔で唇のあたりに手を持ってきてるのが素敵で。たぶん顔だけでは単調な絵になるから、という工夫だと思うんですが……あの節ばった指の美しさ、計算されてるなあ……と何度見ても見惚れてしまいます。

自伝では有名な「ブーツがきつくてスリッパを履いていた」というエピソードが語られていて、一日で根を上げてジョージ・ルーカスに言ったという言葉が描かれてるんですが、なんだかユーモラスなんですよね。

「ねえ君、別にクロースアップがほしいわけじゃないんだが、これから先、ウエストから上だけ撮っていただくわけにはいかないかな?」
(Peter Cushing: An Autobiography and Past Forgetting 旧版p143より拙訳)

デススターが爆破されてターキンが死んでしまったことについては、こう書かれています。

こうなったのは残念だ。本当に。このアウター・スペース・アドベンチャーにいかなる続編があろうと、出ることなど叶わないことを意味するのだから。


…いえいえ、出演なさいましたよ! まさか時系列を遡った続編ができるとは予想できませんでしたよね……。

でも『ローグワン』にCGで「出演」予定という記事を読んだ時は、もっとトリビュート的な「ワンシーンだけ」だと思ってたんです。それがあんなに何度も、普通にキャラクターとして出てくれたのが逆に嬉しかったです。


ローグワンのCGターキンと『新たなる希望』の元祖ターキン比較ビデオがありました。
俳優さんが演じて、それにデータをかぶせているそうですね。よく似せてくれていると思います。
少ーしCGのほうが面長……かな?角度のせいでしょうか。






やっぱり「違い」は如実にあるんですけど、こんな形でも「現役」でいてくれるのが嬉しいです。あの姿を見て昔の私みたいに「なんてきれいなおじいさん」とチェックを入れて、へええ、ピーター・カッシングっていう昔の俳優を再現してるのか……と過去の作品を漁り出す人だって出てくるはずですし。それこそ新たなる希望、です。(笑)



最後に、おちゃめなNGシーンがあったので……いやー、たまんないです!(笑)






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『スクリーミング/夜歩く手首』と『ゾンビ襲来』 [アナウンス]

更新がすっかり年に一度程度になっていますが(^^;)、今年もお誕生日まで約一ヶ月、と近づいてまいりました! 先日気分転換にAmazonでお名前で検索したら(ときどきやります(笑))今年はなんと!お誕生日合わせ(5/26)でDVDリリースです!粋なはからいですね[黒ハート]



こちらには感想を書いていないですが、以前輸入盤のAmicus Collectionに入っていて見ました。新婚の嫁にふりかかる呪い……的なお話ですが、サブタイトル通り動く手首(単体)が出てきて、ちょっと『アダムス・ファミリー』を連想してしまいます(笑)。当時にしてはがんばった特撮というか、メカニックではないでしょうか。


Amicus Collectionの箱。
あまりに素敵なデザインだったのでジャケ買いでした。
amicus2.JPG


先日この日本盤リリースを知り輸入盤を再見しました。……まあカッシング丈は出番が少ないので正直一度見たきりだったんですが(^^;)、やっぱり出てくると場が引き締まるというか。ヒロインの嫁を演じているのは『ドラキュラ'72』でカッシング丈の孫娘役だったステファニー・ビーチャム。ハーバート・ロムも出ています。とにかく「ピーター・カッシング出演作」の「ニューリリース」というだけでなんだか盛り上がるので(笑)祝いたいと思います♪


それと、Amazonビデオで『ゾンビ襲来』が見られるようになっていました。





クリストファー・リーと兄弟役を演じた、という珍しい作品です。話はいろいろアレですが、この兄弟の確執が萌えまして、けっこう好きな作品です。以前感想をアップしているので、よかったらご覧ください。



ゾンビ襲来写真.jpg


*      *      *



【ちょこっと宣伝】

同人誌活動についてはこちらには書かなくなりましたが、しばらくkindle版のみになっていたトリビュート小説、『恐怖!脳人形の館』の紙版を、少し刷って5/6開催の創作同人誌イベント・コミティアに持参します。(いちおう二次ではなくオリジナル扱いなので(^^))紙版といっても自宅刷りの手製本ですが、kindle版に入っていないギャグ漫画や元のマンガバージョンのスケッチなども入っております。おついでがありましたらぜひお立ち寄りください。



開催日:2017/5/6
会場:東京ビッグサイト
配置スペースナンバー: W60b
サークル名: SUSSANRAP(サッサンラップ)

pixiv: 5/6コミティア【無料配布・再販あり】
(その他を含めた持参品などお知らせしています)



kindle版はこちらです。(誌名に「恐怖!」は無しです)申し訳ないことに、Amazonで「ピーター・カッシング」で検索すると出てきます。(^^;)(あと、kindleストアで「美老人」で検索していただくと出ます…(笑))





生誕100周年のときに電子版を作って、来月で4周年になります。細々とですがお読みいただいています。ありがとうございます。おなご目線の微耽美系ですが、自分としては「こんな映画の企画があったらギリギリやっていただけるかな」というラインでカッシング&リー妄想共演設定で書いた作品です。もちろんオリジナルとしてお読みいただけるのですが、ご同好の方にはこちら系のフィルターでお楽しみいただけたら嬉しいです。


…そういえば、『ローグワン スターウォーズ・ストーリー』のことを書き損ねていますが……ちょっと長くなっちゃったので、また改めて書きます。


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祝・生誕103年!ラジオ番組リンク・お好きな曲のお話など [その他]

お誕生日ごとに更新するようなペースになっちゃってますが、またまたこの日がやってまいりました!カッシング丈生誕103周年おめでとうございます!今日は前にご紹介できなかったラジオ番組のページと、関連したアレコレを書いていきます。
 
ご紹介する番組はBBCの長寿ラジオ番組Desert Island Discs。ゲストの好きな曲を紹介しながら話を聞いていく、ラジオ版『徹子の部屋』みたいな番組です。1959年にカッシングが出演した記録ページを見つけたのですが、残念ながら音源は公開になっていません。でも同じ59年のヒッチコックとかは公開になってるので、いつか公開になったときのためにページにリンクだけ貼っておきます。(写真はそこから借用。お若いですね!)
 
p01hfz1h.jpg

 
短い説明文がついています。 
Favourite track: Symphony No 1 in E Minor by Jean Sibelius
Luxury: Painting materials and model soldiers
好きな曲: シベリウス作曲 交響曲第1番ホ短調
大切なもの(気分をよくしてくれるもの): 画材と兵隊のフィギュア
 
兵隊フィギュアは趣味の戦争ゲーム(というと軽いけれど、すごく本格的な)用のものですね。 
 
別ページに番組で流した曲のリストがあります。三角の再生マークが生きているものはさわりが聴けます。

 
こういう曲がお好きだったのかあ……と思いながらしみじみするのにも、今日は良い日ではないでしょうか。
 
加えて、ご本人出演ではないですが、公開になっている音源があるのでリンクしておきます。 
 
 
ハマーファンで俳優・脚本家のマーク・ゲイティス氏、Peter Cushing Companionの著者デヴィッド・ミラー氏をゲストに、ピーター・カッシングの生涯を紹介する番組……というか、ディープなファントークという感じでしょうか。随所にカッシング自身の作品などの音源が引用されています。最後のほうで、ここでも以前ご紹介したご本人出演ラジオ番組"Sounds Natural"の音源が聴けます。元番組の音源は現在ネット公開になっていないので、これも貴重だと思います。カントリーライフについておだやかに語っている、1972年の音源です。
 
(マーク・ゲイティス氏は個人的にファンでもあるので、このブログでも何度か言及しています。「SHERLOCKの脚本・マイクロフト役」のほうがはるかに通りが良いですね)
 
…なにか再見したいなーと思うのですが、なぜか『恐怖の雪男』あたりが見たい気分です。皆さまどの作品を思い浮かべながら過ごされるのでしょうか。 とにかくしみじみとお祝いしたいですね♪
 

関連過去記事:

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追悼・クリストファー・リー(+ラジオ番組音源リンク) [その他]

クリストファー・リー御大が旅立たれましたね……93歳。つい昨年まで出演作が公開になっていて、ほんとに充実した素晴らしい人生。生きた伝説の大往生。…でも「生きていて当然」みたいな感じがどこかにあって、テレビのニュースで聞いたときはショックでした。悲しいというより、驚きのほうが勝っている感じで。月並みですが、ご冥福をお祈りいたします。残してくださった作品のあまりの多さに圧倒されます……まだまだ未見の作品がたくさんあります。

さて、ご紹介するラジオ音源は、先日見つけてもともと今週末にご紹介するつもりだったものです。BBCラジオのDesert Island Discs(無人島ディスク)という番組で、ゲストのお気に入りの曲を紹介しながらいろんな話を聞く、ラジオ版徹子の部屋みたいな感じです。ゲストはCastaway(漂流者)と呼ばれるので、「無人島に持っていくならどの曲?」というしゃれた趣向なのだと思います。(以前ここでも何度かご紹介しているマーク・ゲイティスさんが出演したことがあり、そのとき初めてこの番組を聞きました。今回アーカイブがすごく昔まであるのを知って驚いています。ここまで長寿番組だったとは……)

こちらが1995年に放送されたクリストファー・リーの回。再生できるほか、MP3ファイルがダウンロードできます。贅沢な英語の教材にもどうぞ。
今聞きながら書いてるんですが(聞き取れないところも多いですが(^^;))美声に聞き惚れます……ピーター・カッシングの話もちらりと出ていますね。お好きな曲はもう、オペラですね~。門外漢なのでよくわからないですが、リー御大には似合いますね…。 
 
ちなみに、2013年に出されたCDでも、ヘビメタバンドを従えながらオペラのような朗々とした歌声を披露しておられて……こちらでサンプルを聞くことができます。す、すごいなー…!
 

…じつは最初はカッシング丈の音源を捜していて、1959年に出演した際のこの番組のページを見つけたのですが、残念ながら音源は公開になっていませんでした。でも同じ59年のヒッチコックなどは公開になってるので、いつかは対応するかも……希望をつないで記録しておきたいんですが、ちょっと添付したいものが多いので、別の記事にしようと思います。
 
番組のホームページからゲストの検索もできるので、イギリス人で好きな俳優さんや著名人がいらしたら、検索してみるとかなりの確率で出ていると思います。

*       *       *

今日はカッシング丈との共演を度外視して、好きなリー作品について少しだけ。…ハマー作品の代表作であるドラキュラ(そしてフランケンシュタイン)は、「ピーター・カッシングの共演作品」として見ていたので、クリストファー・リーご本人に対して魅力を感じたのは、むしろ『スターウォーズ』ドゥークー伯爵『ロード・オブ・ザ・リング』サルマンなど、老齢に入ってからの作品かもしれません。「美老人」などと言うとおちゃらけて聞こえるかもしれませんが(^^;)、リー御大については「かっこいい」のほうですね。カッシング丈は「美しい」と思うほうが多いんですけど…リー御大は高齢になっても力強く男性的な魅力を感じました。白い長髪のサルマンはまた違って、神がかった恐ろしさと表裏一体の美しさがあって、別の次元という感じですが…。
 
古めの作品では悪魔の花嫁が好きです。髭がすごく似合っていて、内容よりこの姿を見たいがためにソフトを買いました。(^^;)好きな役は全部髭をつけていますね……似合う方だと思います。トレイラーがあったので貼らせていただきます。
 
 
今夜はいろいろ引っ張り出して、追悼というより、改めてグレートなキャリアに敬意を表して過ごしたいと思います。


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